木原ゼミ合宿を行いました!!(後編)

京都産業大学現代社会学部木原ゼミ6期生です!

2025年2月13日(木)から2月15日(土)に冬合宿として徳島県牟岐町を訪れました!

今回は、後編です。私たちが三日間で体験した牟岐町の魅力をご紹介します!

木原ゼミ合宿を行いました!!(前編)

turn farmにて手作りピザ体験

1日目の夜は、turn farmにて夕食をいただきました。メニューは、おでんとピザ!

牟岐キャリアサポートの大西さんが朝から仕込んでくださったおでんは味がしっかり染みていて絶品でした。

さらに、turn farmに昨年夏導入されたピザ窯で手作りピザを作りました。

自分たちで具材を盛り付けたオリジナルのピザを楽しみながら美味しくいただきました。ご飯の途中にはサプライズでゼミ生の誕生日を役場の方やゼミ生全員でお祝いをしました。

ゆっくりと時間が流れる牟岐町で、美味しい食事を囲みながら、牟岐町役場の方々や大西さんとお話をしたり、卓球をしたりと和やかなひとときを過ごしました。

食後には、3日目に開催される「牟岐町で活動する大学生・学生団体発表会」に向けて発表リハーサルを行い、みんなで一年間振り返るとともにより良い発表になるよう調整を行いました。

出羽島散策

2日目の午前中は、出羽島を散策しました。

木原ゼミ6期生で訪れるのは2回目の出羽島でしたが、慣れない船旅に全員大興奮!
ワーキングホリデーで牟岐町に滞在している恵茉さんと、現在牟岐町に訪れているアメリカ出身のジョンさんとともに、散策を楽しみました。

出羽島には、近世から昭和にかけての伝統的な町並みが残っており、普段なかなか触れることのないレトロな雰囲気を味わうことができました。

その後、「出羽島大池」に向かい「シラタマモ」を見に行きました。シラタマモはシャジクモ科に属する海藻で、大池は険しい場所にあるため、大きな岩の上を飛び移りながら慎重に進みました。苦労してたどり着いた景色はとても美しく、達成感を味わいました。

1時間と短い散策でしたが、想像以上に充実しており、普段とは異なる視点で景色を楽しむことや、島ならではの魅力を体感することができました。

都会で生活する私たちにとって、非常に貴重な経験になったと感じます。その後、フェリーで陸地へ戻りましたが、たくさん動いた後に潮風を浴びる時間はとても気持ちよかったです。出羽島で素晴らしい時間を過ごせました。

釣り体験

昼食をはさみ午後から少年自然の家協力のもと、堤防で釣りを行いました。今回は延べ竿というリールがついていない竿を使用しました。役場の方は今の時期はあまり釣れないだろうとおっしゃっていましたが、全員で20匹以上釣り上げることができました。牟岐町の海はとても透き通っていて、堤防からでも泳いでいる魚を確認することができました。

釣れた魚はフグがほとんどでしたが、中には高級魚であるカサゴを釣っている人もいました。

途中で私たちが釣った魚に猫が寄ってきて、釣りよりも猫に夢中になっている人もいました。

ゼミ生の中には釣りをしたことがない人もいましたが、少年自然の家の職員さんが魚についての知識や釣り方のコツを詳しく教えてくださり、みなで楽しく釣りを行うことができました。

小さい魚でも食べることができない魚でも釣れた瞬間は全員盛り上がっていました。

バーベキューと焚き火

2日目の夜は、モラスコむぎで管理人の木村さんを交えてバーベキューをしました。

バーベキューでは徳島県の名産である阿波尾鳥など様々な美味しいごはんを食べさせていただきました。

モラスコむぎの目の前には海が広がっており、冷たい浜風が吹いていましたが、焚き火を囲みながらの食事は話もはずみ、体も心も温まるような時間を過ごすことができました。

また、京都ではなかなか見ることのできない満点の星空や、光の影響で赤く見える水平線から昇る月など、あまり自然に触れることの無い私たちにとって新鮮な発見の連続でした。

牟岐町の雄大な自然を全身で感じ、新たな魅力を再発見しました。

灯閑に立ち寄りました

3日目の午前中は、牟岐探索の時間でcoffee stand灯閑に立ち寄りました。駅前に位置しており、コーヒースタンドや物品の販売を行っていました。

私たちが到着した頃には、コーヒーを片手に居間でお話をされている方や、販売している商品を眺める方などたくさんの人で賑わっていました。

店内を覗くと、以前からお世話になっている牟岐町の方がいらっしゃり、久しぶりにゆっくりとお話をすることができました。

灯閑の2階部分も案内していただき、和室や昔ながらの階段を通じて、どこか懐かしさを感じました。これからの展望としてリノベーションをするお話を聞き、改装後に遊びに行くのが楽しみになりました。

灯閑ではコーヒーを中心とした地域の方々の温かさを実際で感じることが出来ました。

三日間の牟岐町を通して

今までの合宿は日程が詰まっており、牟岐町でゆっくり過ごす機会が意外と少なかったため、今回の合宿はゆっくりと過ごすことができました。

満点の星空をみたり、出羽島を散策したりするなどいつもの合宿よりも自然に触れることができ、リフレッシできたと感じています。

また、今までのゼミ活動ではあまりお話しすることが少なかった方とも交流する機会がありました。街中では「どこから来たの?」「また来てね」と声をかけてくださる方がいたり、久しぶりに会った方に「おかえり」と声をかけていただけたり、初めて会った方でも気さくにお話しすることができたのが印象的です。このような人の温かさが私たちは牟岐町の魅力だと感じています。

また、灯閑というコーヒースタンドをはじめたお話を聞いたり、活動報告会で他団体が活動の人の多さから、牟岐町には人を惹きつける魅力があると感じました。

私たちが初めて牟岐町に訪れた時から変わらない素敵な魅力を再発見しました。まちの魅力をこれからも感じれたらいいなと思います。

木原ゼミ合宿を行いました!!(前編)

京都産業大学現代社会学部木原ゼミ6期生です!

2025年2月13日(木)から2月15日(土)に冬合宿として徳島県牟岐町を訪れました!

3日間の滞在の様子や私たちが感じたことを、前後編2本の記事として紹介します。

今回は、前編です!私たちがどのような活動を行ってきたのかをお伝えします!

木原ゼミとは~R6年度の活動~

私たち木原ゼミは牟岐町をフィールドとし、牟岐町の特産品である「実生ゆず」を使って京都での関係人口創出に取り組んでいます。

今年度は「実際に牟岐に行きたいと思ってくれるほど牟岐のことを好きになってくれる人を創る」を目標に活動してきました。

主に京都のマルシェで実生ゆずを使った商品の販売や、出羽島で取れた貝殻を使ったワークショップなどを行ってきました。

また、私たち6期生の集大成となるイベント「牟岐DAY」では2部制に分けて、実生ゆずを使ったコラボ商品の販売を行った「ゆずマルシェ」、ゆず以外の牟岐町の魅力を伝えるためのワークショップ「つなぐ〜木原ゼミから広がる輪〜」を企画、運営を行いました。

木原ゼミと牟岐町の振り返りとこれからについてのミーティング

合宿1日目。牟岐町に到着したのはお昼ごろ。

到着後少しの休憩をはさみ、牟岐町役場、JA 徳島県牟岐事務所、NPO法人岐キャリアサポート、木原ゼミ6期生で1年間の振り返りと牟岐町の課題、今後のゼミ活動について話し合いました。

はじめに、12月に行った京都でのイベントの振り返りを基に、どのような思いで1年間活動をしていたかを話しました。

次に、実生ゆずの生産量がさらに減っていることを役場の方やJAの方から聞きました。

現在、全国的にゆずの生産が減っており、牟岐町で収穫できる実生ゆずも大幅に減っているそうです。実生ゆずは接ぎ木を行わず自然配合によりできるため、管理が難しく他のゆずよりも大きく生産量に影響しています。牟岐町にとって実生ゆずは食文化の中心であるため、守っていく方法を考えているというお話を聞きました。

お話を聞いて、これまで以上に実生ゆずの価値とおいしさを広めていきたいと感じました。また、実生ゆずを通して牟岐町を応援してくれる人を増やす活動を続けたいと感じました。

そして最後に、私たち6期生から次の7期生への引き継ぎをする際に、伝えたいことを話しました。私たちの1年間で得られたこと・感じたこと、牟岐町の実生ゆずの課題とこれからについて、を共有し、次の世代に繋いでいきたいと思います。

牟岐町活動報告会

今回の合宿メインである、牟岐町を拠点に活動を行っている学生団体の活動報告会に参加しました!

部屋に集まっている人たち 自動的に生成された説明

私たちは、「関係人口」に関係性の濃度においてグラデーションがあると考え、最初は広く浅く、徐々に深い関係人口の創出を目指す活動を行ってきました。今回は、その過程と、一年間の活動内容などを発表しました。

他の団体は、牟岐町の特産品である、もち麦やモリンガに焦点を当てた商品開発や、子ども・教育に焦点を当てた取り組み、建築活動など、それぞれの学部や個性を活かした活動が紹介され、他団体による牟岐での活動を知ることができました。牟岐活動する団体の存在は認識していましたが、活動内容のお話を聞く機会はあまりなかったため、多様な視点から牟岐を学び直す貴重な機会になったと感じています。

発表後はバス時間の関係上、すぐに帰る予定だったため、活動内容についての詳しいお話を聞くことができなかったので、今後牟岐で交流できたらいいなと感じています。

牟岐町でゆっくり過ごした時間

今回の冬合宿を通じて得た学びや気づきを、次の7期生へとしっかり引き継ぎ、これからも牟岐町とつながり続けていきたいと思います。そして、私たちが感じた牟岐町の魅力を、より多くの人に伝え、さらに深い関係を築いていけるような活動を続けていきたいです。

後編の記事では、合宿中の牟岐町での体験をご紹介いたします!お楽しみに!

牟岐町で過ごした一週間の滞在レポート(鈴木アリサ)

【自己紹介】
鈴木 アリサ
東京都出身。
東京の大学に通う4年生。
一般社団法人HLABの一員として2022〜2024年に活動。
2014〜2021年にかけて、牟岐町で行われていたサマースクールをHLABが運営していた縁から、2022年に牟岐町で開催された「SDGsスタディツアー」に携わる。


どこか懐かしさを感じる町、牟岐町

牟岐町で過ごした1週間で最も強く感じたこと。それは、「帰ってきたくなる町」だということだった。

今回、私は2年ぶりに牟岐町を訪れた。大学の友人が牟岐町に深く関わり続けていることもあり、その名前を耳にする機会は多かった。「大学生のうちにもう一度行くぞ!」と密かに決めていたことが、こうして実現したのだ。

前回は、牟岐町と海陽町の自然や食文化を体験しながら学ぶ「スタディーツアー」の運営スタッフとして関わった。一方で今回は、牟岐キャリアサポートのもと、ワーキングホリデー(以下、ワーホリ)の参加者として訪れた。

前回は、町の魅力を外から見て楽しむ機会だった。今回は、地元の方々の日常に少しだけ混ぜていただくことで、よりリアルな牟岐町を知ることができた。

2年前のスタディーツアーの様子。ジビエの解体や炭窯の中に入ることを経験。婦人会の皆さんが作ってくださった、「まぜくり(ちらし寿司)」が絶品だった。

人の温かさ

牟岐町で最も印象に残ったのは、そこに暮らす人々の温かさだった。

モラスコむぎを管理する一般社団法人MUGI OCEAN ACADEMYの木村悠さんにお話を伺った際、偶然、かつて漁師をしていた方2名と出会うことができた。私の祖父ほどの世代のお二人と並んで貝殻の仕分けをしながら、窓越しに広がる海を眺めつつ、昔と今で漁の方法や獲れるものがどう変わったのかを教えてもらった。

初対面なのに、なぜか懐かしさを感じた。その感覚を辿ってみると、幼い頃、祖母や大伯母に遊んでもらいながら、彼女たちの幼少期の話を聞いていた時間に似ていると気づいた。モラスコむぎで過ごしたのはほんの短い時間だったが、お二人はとても気さくで、フラットに接してくださり、私のことを気にかけてくれた。人の純粋な温かさに触れることができること──それこそが、牟岐町の大きな魅力だと思う。

仕分けした貝殻。貝殻が砂浜に打ち上がる量が減った話から、地球温暖化により既存の海産物の漁獲量が減少していることも伺った。地球温暖化の影響をここまで身近に実感する機会は初めてだった。

「故郷」について考えた

ワーホリの業務の一環として、牟岐町出身であり私の同世代の方々と交流する機会も多かった。

例えば、牟岐町駅前で「灯閑」を運営する田中美有さんや、NPO法人ひとつむぎの中山知華さんからお話を伺った。

自分たちの活動に熱い想いを持ち、その気持ちを語る姿はとても輝いていたが、特に印象に残ったのは、彼らが「故郷」である牟岐町と真摯に向き合っていることだった。

なぜそれが印象に残ったのか。おそらく、私自身の「故郷」に対する感覚と関係しているのだと思う。

私は、幼稚園から高校まで私立の一貫校に通っていたため、地元の友達がいたことがない。東京で生まれ育ったが、引っ越しも経験しており、ご近所づきあいもほとんどなかった。そのため、私にとって「自宅のある場所=故郷」という感覚は薄い。家族や友人といったコミュニティこそが、自分にとっての故郷だった。

だからこそ、生まれ育った町に思い入れを持ち、そこを大切にしながら生きている同世代の姿は、とてもまぶしく、憧れを感じた。

ひとつむぎの会議に参加した際の様子。

私の特別な町、牟岐町 

 私は好奇心旺盛なタイプで、新しい場所へ行くのが好きだ。だからこそ、基本的には「何度も訪れる町」というのは少ない。

しかし、牟岐町は違う。

牟岐町は、海と山に囲まれた開放感のある風景と、代々受け継がれてきた食文化があり、そこで暮らす人々が温かい。

都市部は日本も海外もどこか均質化され、どの街も似た景色になりつつある。そんな中で、牟岐町には、他にはない「地域らしさ」がしっかりと息づいている。

牟岐町の人々と交流したことで、その魅力をただ外から眺めるだけでなく、肌で感じることができた。

だからこそ、私はこれからも定期的に牟岐町へ帰ってきたいと思っている。

ここは、私にとって第二の故郷だ。

記事作成
鈴木 アリサ

1/26 coffee stand 灯閑(とうかん) にお邪魔しました

令和7年1月26日 (日) に「coffee stand 灯閑(とうかん)」 が開催されました。

今回は1/22~2/5までワーキングホリデーで牟岐町に滞在していた私、けんちゃんこと南井賢大が当日、訪れてみての感想をお伝えしていきます。

coffee stand 灯閑とは?

「coffee stand 灯閑」は、牟岐町駅前の交差点、旧東観サービス横の古民家を使い、コーヒーや地元の特産物を扱ったドリンクを提供する不定期開店のコーヒースタンドです。

コーヒースタンドを営んでいるのは、牟岐町出身の花野修平(はなのしゅうへい)さんと田中美有(たなかみゆ)さん。

花野さんは大阪で、田中さんは東京で、それぞれ社会人として活躍し、牟岐町に帰ってきたタイミングで灯閑を開店しています。」

地元出身の2人だからこそ提供できる「まちを表現したコーヒー」は、この町の人、そしてこの町に訪れるなど、多くの人に親しまれています。

https://www.instagram.com/mugi_toukan?igsh=eXNjOG5rancydmUy

↑灯閑のInstagramです。開店日時などの情報を発信しているので要チェック!!

“ほっ”とカフェオレ

まろやかなミルクの甘みの中で、しっかりとコーヒーが香り、苦味と甘味と酸味がほどよく調和されていて、どこか安心感のあるこのカフェオレ。

飲んだ瞬間思わず笑みがこぼれました。

↑その場で淹れてくれました。淹れたてはとっても美味しかった。

コーヒーを通して生まれる交流

何よりよかったのが、カフェオレを通してお店に訪れる人たちと交流できたことでした。

「ここに来られるのははじめてですか?」

そんな会話から素敵な出会いがたくさんありました。

海陽町でカバンをつくっているお父さんや地元で働くお兄さん、農家さん、田中さんのご家族などなど、カフェオレを通じて生まれた緩やかであたたかいコミュニケーションは、とても心地よいものでした。

牟岐に訪れて間もなく、ここから2週間やっていけるのか。

不安に苛まれていた私を少し晴れやかにしてくれる、不思議な場所でした。

コーヒースタンドから“日常百貨店”へ

この日だけでなく、これまでコーヒースタンドとして町内外の人に、たのしいひとときを与えてこられた灯閑。

訪れる人の日常にもっとたくさんの「たのしい」をつくるため、コーヒースタンドに加えてシェアキッチンやホテル、セレクトショップなど様々な機能を併せ持った “日常百貨店”として、2025年5月よりリニューアルする予定です。

https://note.com/to_kan/n/nf63ae3de3cdf

↑ お2人の想いと灯閑のこれからがわかるnote記事です。ぜひご覧ください。

また、次回は、2/15 (土), 2/16 (日)に開店予定ですので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

まちに灯りをともす、灯閑の応援をよろしくお願いします!

記事作成
南井 賢大

【牟岐町に映画館が誕生!】正観寺境内で2月8日から上映開始

令和7年2月から、正観寺境内にある施設「遊観」に、映画館「シネマ牟岐」が誕生します。主催は父親向けのメディア「TOCHANTO(とうちゃんと)」と、図書館などの学びの場を提供する一般社団法人「遊観」です。毎月2回の上映を予定していて、2月は8日(土)と28日(金)に行います。

2月8日(土)「土曜ムギプレミアム」の詳細です。

開催日時:2月8日(土)

開場時間:17:30

開演時間:18:00

上映作品:「ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~」

https://unitedpeople.jp/truecost/

2月28日(金)「金曜ムギロードショー」の詳細です。

開催日時:2月28日(金)

開場時間:17:30

開演時間:18:00

上映作品:「アニマル ぼくたちと動物のこと」

https://unitedpeople.jp/animal/

鑑賞料金は大人1000円、小中学生500円です。

ドリンクは1杯300円で購入することができます。小中学生は無料です。

鑑賞後は、感想を共有する時間をとる予定です(自由参加)。

また会場には親子でくつろぐことができるスペースがあります。小さなお子様連れのご家族も気軽にお越しください。

駐車場もあります。「遊観」のホームページをご確認ください。

駐車場の案内はこちら

https://yuhkan1030.studio.site/access

▽詳しくはこちらをご覧ください

「シネマ牟岐」を始めたきっかけについて「TOCHANTO(とうちゃんと)」を運営する八木俊樹さんは、「牟岐の方に普段から利用させて頂いている『遊観』をより気軽に使ってほしいと思っていた。映画は小さなお子さんからご年配の方まで楽しめるもの。年代問わず遊観に集まって、楽しんでいただきたい」と話します。

また「遊観」の下之坊竜治さんは、「遊観は『対話する、図書館』をコンセプトにしている。映画を楽しんでほしいし、映画を見て感じた『思い』も残してもらえたらうれしい。映画を通じて『遊観』のことも知ってもらえたら」と思いを募らせます。

2月に上映する2本の映画は、それぞれ八木さんと下之坊さんが選んだものです。

8日(土)に上映する映画「THE TRUE COST」は、アパレル産業が世界に与える影響を描いたドキュメンタリーです。八木さんが運営する「TOCHANTO(とうちゃんと)」でも紹介されています。

▽記事はこちら

【前編】 我が子や孫の世代のために着ない服をゼロに。誰でもできる「スローファッション」の始め方

https://tochanto.com/life/20250111_slowfashion-1/

28日(金)に上映する映画「ANIMAL」は、動物保護と気候変動問題に取り組む2人の16歳に迫ったドキュメンタリーです。2人は世界が直面する2つの危機から脱するため、答えを探す旅に出ます。下之坊さんは「人間社会だけではなく、動物の世界も見てほしい。いろんな視点をもってほしい」と期待を寄せます。

今後はドキュメンタリーに限らず、昔懐かしい作品や、子どもたちが喜ぶ人気作などさまざまな種類の映画も上映していきたいとおっしゃっていました。

皆さまのたくさんのご来場、お待ちしております!

主催:「TOCHANTO(とうちゃんと)」、(一社)遊観

https://tochanto.com/

https://yuhkan1030.studio.site/top

お問い合わせ:八木俊樹 info@tochanto.com 遊観 sanmon.yuhkan@gmail.com

島崎 恵茉
東京都出身  中央大学法学部政治学科在籍

牟岐町海の総合文化センターの緞帳制作秘話【小栗加代子さん・満石和代さん・大梅謙治さんインタビュー】

昨年、2024年は牟岐町海の総合文化センターの開館30周年でした。1994年に建設されて以来、2階のホールには阿波しじら織が散りばめられたパッチワークキルトの緞帳が30年間変わらず、牟岐町の成人式や町の文化祭、フォーラムなど大切な文化的な行事の幕を開けてきました。

当時、緞帳の制作を行ったパッチワークキルト作家である小栗加代子さん、共に制作に携わった満石和代さん、牟岐町海の総合文化センターの建設当時に教育委員会で担当をしていた大梅謙治さんにお話をお聞きしました。小栗さんは長野県のご出身で、東京の大学で牟岐町出身の旦那様と出会われたことから、牟岐へ移り住まれました。パッチワーク作家として、全国的にご活躍されており、牟岐町内では千年サンゴやムクノキの作品を制作されたり、出羽島アート展や小学校での展示もされてきました。

Q1. どのような背景があり、この緞帳を制作することになったのでしょうか?

大梅さん:約30年前、牟岐町教育委員会で勤務していて、現在の牟岐町海の総合文化センターが建設されることが決まりました。その建設予定の建物の全体像を見て、私は「牟岐らしさがあまりないな」と思いました。そこで、小栗さんに「10億円以上かけて新しく文化センターができるんだけど、パッチワークキルトでホールの緞帳を制作できないか」とお話ししたのが始まりですね。建設予定の2年前から、北海道の旭川の公民館に田園風景が描かれた緞帳を見に行ったり、京都の緞帳屋さんに下見に行ったりと、準備を行いました。

小栗さん:その頃、県内に約10教室を持っていたので、徳島市や鳴門市、那賀町などにいる総勢100人弱の県内の生徒さんと一緒にやったら面白いことになるなと思って、引き受けることにしました。皆さんが縫えるように、体育館に生地を置いて、お教室ごとに担当部分を分けて、最終的に大きな1枚にするということをしました。全て手縫いで、2年かけて縦6メートル、横16メートルの緞帳が完成しました。

Q2. 作品について、特徴などを教えてください。

小栗さん:左下には牟岐町、上のベージュやオレンジは南国の燦燦たる太陽、そこから牟岐町の友情や情熱、希望や平和が広がっていくというイメージで下絵を描きました。私は長野生まれなので、こんなに強い太陽は知らなかったんですよね。

満石さん: 太陽のところは光が降り注ぐような感じで、上からまっすぐなキルティングをしています。緞帳の12個の丸は牟岐町内の人だけで制作しましたが、みんな好きなパーツを持って帰って、例えば赤は情熱など、ひとつひとつに意味を込めました。

小栗さん:自分の好きな生地を縫い込んでもいいよと言って、制作に携わった人の生地が縫い込まれている部分もありますね。
私の作品は、阿波しじら織を使用するのが特徴で、縞やチェックの生地で作品を作るのを長年やってきました。独特の手触りなので、キルト展に出しても面白がられます。阿波しじら織は藍色がすごく綺麗に出る生地で、海の部分には濃い藍色の生地や薄い藍色の生地を組み合わせて、さらに波の形でキルティングしています。この前の全国展でもパッチワークの生徒さんがどうしてもこの緞帳が見たいと来てくれましたね。しじら織を使って、キルティングもしているので丈夫で、30年経った今でも綺麗に残っています。

満石さん:この前久しぶりに見たけど全然傷んでなかったもんね。
これだけ多くの種類の生地を小栗先生がひとつひとつ指定したんですよ。徳島市のしじら屋さんから仕入れた、見たことのないような模様のしじら織がたくさん縫い込まれています。仕入れの関係で、ひとつのしじら織につき、10反ぐらいは購入していたよね。この中でいまでも残っているしじら織は少ないと思います。

小栗さん:ここのキルト見てほしい。これ全て手縫いなんですよ!

満石さん:キルティングをしているからこそ、波の立体感が綺麗に見えるんですよね。
普通に布を縫い合わせただけではこの立体感は作れません。

Q3. 緞帳を制作する上で、気を付けたことや大変だったことはありますか?

大梅さん:文化センターは公共施設で人がたくさん来る場所なので、防炎処理を施す必要がありました。だから京都の緞帳屋に持って行って防炎処理をしてもらいましたが、防炎処置をするとどうしても縮むとのことで、それも計算して制作してもらいました。

満石さん:だから制作したときは完成した時のものより大きく計算して作りました。
牟岐少年自然の家の体育館を借りて、下書きのデザインの通りにひとつひとつのパーツを並べて、数日間みんなで寝泊まりしながら最終的なデザインを完成させました。小栗先生は体育館の上に登って全体のバランスを見ながら、例えば「3列目の5番目の赤を○○さんが持っている赤と替えて」と指示を出されていて、すごくおもしろかったですよ。

小栗さん:ひとつひとつの生地をパターンというのですが、15cmを基本として、半分にしたり、2倍にしたりして組み合わせています。パッチワークは、裏地、綿、トップの3層でできていますが、一目一目短い針を使って木綿の糸でみんな手縫いします。ひとりひとりのパーツが出来上がると、またほかの人のパーツを組み合わせていきます。

満石さん:みんな担当のパーツを膝にのせて、1ミリずつ手縫いしていくんですよね。私はひとつの丸を縫ったのですが、丸の周りを縫ってくれた人と生地をピタッと合わしていきました。私はこの頃、本格的には習っていなかったので、「隣の人と合わなかったらどうしよう」と思いながら縫いましたね(笑)作品が大きいので、10人の人が1センチずつ違ったら10センチ違ってくるからね。もう嫌だと言って泣いていた人もいたよ(笑)

小栗さん:きつめに縫うひとが1メートル分したら、隣の人と合わないってなっちゃうんですよ。少しでもズレていれば間ができてしまうので、縫った部分を解いたり、寸法をどうにか合わせたり。あとは、下の飾り紐のフリンジは緞帳屋さんがサンプルを持ってきてくれたのですが、それが作っているものと合わなかったので糸から染めて作りました。

大梅さん:先ほど言ったように緞帳は丈夫に作ってもらいましたが、開幕するときにも緞帳が傷まないように気を付けました。様々な緞帳の上げ方がありますが、くるくると巻き上げるのではなく、三段織にパタンパタンと上がるようにしました。

小栗さん:そうですね。そこも話し合いながら、試行錯誤したところですね。

Q4. では、この記事を読む牟岐町民や牟岐町に関わりのある方々に向けてメッセージをお願いします。

小栗さん:一般的なパッチワークキルトだと、こたつ掛けやおくるみなど、普段使いができるものとして親しまれています。そのため、パッチワークキルトは「平凡な女の生きた証」であるということを伝えてきました。当時、この緞帳に「生きる」というタイトルをつけたのは、県内の100人弱の生徒さんたちと共に制作したこの緞帳が、みんなの「生きた証」として永久に残るものになると感じたからです。
是非、牟岐町を訪れられた際には、緞帳を見てほしいです。いろんな人に客席から、一針一針、色と構図に託した私たちの情熱をストレートに受け取ってもらいたいと思います。

最後に、小栗加代子著「もめんの詩 パッチワークキルト作品集Ⅱ『四季』」(まちかどプレス編集室, 1998年)では、下記のように記していました。

「牟岐町海の総合文化センターの大ホールの緞帳は、私たちのグループのフレンドシップキルトであります。この緞帳は見る人に生きる勇気を与えます。それは、延べ人数にすると3000人もの人の意気と情熱と真心で創られたものだからでしょう。どうぞ皆様、人生に負けそうになったら牟岐の緞帳を見に来てください。きっとまた、歩き出す勇気が湧いてくるでしょう。」

緞帳は、制作から30年経った今でも全国的に高い評価を受けています。昨年10月に開催された「パッチワークキルトO.Q.S全国展 in 徳島」においても、多くの人がこの緞帳を目当てに訪れました。これからも緞帳は牟岐町の大切な瞬間の幕開けを飾り、見る人に勇気や情熱を届けるでしょう。

ライター:牟岐町地域おこし協力隊 真武

【京都産業大学木原ゼミ主催】「牟岐DAY」が開催されました。

12月14日(土)にコミュニティ・バンクQUESTIONの1階で京都産業大学木原ゼミが主催で「牟岐DAY」が開催されました。第一部では、牟岐町の実生柚子をテーマに木原ゼミが今までのイベントでつながった出店者さんが集結しました。

紫竹庵(しちくあん)の実生ゆずチーズケーキ、YuPPenJoBsのゆずティーフィナンシェ、Belgian bar UMAIのゆずゴールド、JA徳島県牟岐女性部と木原ゼミ生からはポンジュレゆうダレの焼き餃子、ゆず味噌おにぎり、ゆず茶、ゆずスカッシュが出店されました。また、牟岐町からはゆず茶、ポンジュレゆう、モリンガパウダー、もち麦味噌、牟岐茶などの特産品を販売しました。

紫竹庵さんは大徳寺近くの千本北大路にお店を構え、大徳寺納豆を使った和菓子の店として創業しました。和菓子のほかにふりかけや洋菓子も作られており、特に大徳寺納豆を取り入れた大徳寺チーズケーキ「禅ZEN」は目玉商品です。

京都・大徳寺・紫竹庵
https://shichikuan.com/

紫竹庵さんとの出会いについて、6期生の中間優香さんは
「西陣フェスで木原ゼミの隣で出店されていたのが出会いです。12月に牟岐DAYのゆずマルシェがあるので一緒にどうですかとお誘いしたら、商品としてゆずのふりかけがあることもあり、目玉商品のチーズケーキに柚子を合わせたら美味しいかもしれないということで出店していただくことになりました。」と説明してくれました。

大徳寺納豆が入った実生ゆずチーズケーキは、しっとりとチーズのうまみを感じながらも、柚子のフレッシュさと大徳寺納豆の塩味がアクセントとなり、コクがあるチーズケーキとなっていました。徳島では馴染みのない大徳寺納豆と牟岐町の特産品である実生柚子を合わせた商品は木原ゼミだからこそできるコラボで、可能性が広がったように感じました。

YuPPenJoBsさんは地域との繋がりを大切にしながら、普段は大原百井町を中心に農業活動やスイーツ開発をしている学生団体です。これまで、チョコ、イチゴ、紅茶、コーヒーなどのフィナンシェを開発し、最近では酒粕フィナンシェを販売したそうですが、今回はゆず茶を使用したフィナンシェを出店していました。

YuPPenJoBs
https://yuppenjobs.wixsite.com/yuppenjobs2023 

代表の京都大学4年生の高石柚哉さんからは、「学生団体なのでいろんな大学から集まったメンバーで出店しています。今年の春に船岡山OPEN PARKでフィナンシェを販売したときに、出店していた木原ゼミから柚子を使ってフィナンシェを出してくれないかと提案がありました。ゆず茶を使ったゆずティーフィナンシェは、甘くてしっとりしています。」と説明してくれました。

Belgian bar UMAIさんは、普段はまだ日本で流通していないベルギービールを京都のレストランに卸したり、イベントで出店したりしています。今回は、実生柚子とベルギーのリキュールを合わせたゆずゴールドを出店していました。

合同会社うまい
https://www.instagram.com/umai_jp?igsh=OXpvYjR3bHZkaTU=

責任者のヴァンブリュッセルりかさんは、「西陣フェスで木原ゼミの学生さんたちが声をかけてくれ、商品を飲んでくれました。木原ゼミはゆずスカッシュを出店していたのですが、そこにベルギーのアントワープ地方で160年続く黄金色のリキュール『アントワープゴールド』を入れるとすごく美味しくて、それをゆずゴールドとして出店することにしました。甘めのリキュールなので、実生ゆずの果汁のみを合わせています。」と説明してくれました。

JA徳島県牟岐女性部と木原ゼミ生からはゆずタレを使った焼き餃子、ゆず味噌おにぎり、ゆず茶、ゆずスカッシュが出店されました。特に、餃子のたれになったポンジュレゆうが好評で、牟岐町ブースで販売していたポンジュレゆうが完売しました!中には過去に購入され、一度使い切ったからと言ってリピートする方もいました。

木原ゼミの7期生の皆さんや牟岐出身者の若者もマルシェを楽しんでいました!
7期生の鮫島愛弥(さめしま まなみ)さんは、「私たち7期生は今回のイベントで初めて先輩方の活動に参加させていただいたのですが、イベントに協力してくださっている方々や多くの人で賑わう会場を見て、先輩方がこれまでの活動で紡いできた縁や注いでいる熱量を目の当たりにしました。第2部ではゼミ生以外の方や牟岐町の方とお話することができ、自分たちのこれからの活動のヒントを得ることができました。今回の経験を糧に私たち7期生も自分たちなりに牟岐町の関係人口創出の活動に取り組みたいです。」とおっしゃっていました。

第二部では、「つなぐ ~木原ゼミから繋がる輪~」が行われました。第一部では、特産品である実生柚子を通して牟岐町の魅力を伝えるマルシェを開催しましたが、第二部では食以外の側面から牟岐町の魅力を知ってもらいたい、地域について考えるきっかけにしてほしいという想いからこのワークショップが行われました。

グループで自己紹介を終えた後、「どんな地域に住みたいか」についてグループで意見を出し合いました。それぞれ出身地域も住んでいるところも違うため、様々な意見が出ましたが、「自然豊かな町」「海がある町」など牟岐町に当てはまる特徴があったり、「初めて行っても特徴が分かる町」「季節のイベント(地元らしさ)」「特産品や自慢できるものがある」などのその「町らしさ」を感じたいという声もありました。

木原ゼミは地域や地域の人々と多様に関わる「関係人口」をテーマにゼミ活動を進めてきました。そのため、ワークショップ内では、牟岐町に関係人口として関わる有賀春桜美(すおみ)さんのインタビュー動画を見た上で、「自分ができる地域への関わり方」についても意見を出し合いました。

参加者からは「地域を思い続けることが大切で、それを続けることで自ずと行動ができるのではないか」「関心を持ち続けることが大切なのではないか」という意見や、「今回のマルシェのように食を通して魅力を伝え、さらに商品を購入した人たちがその魅力を広めていくこと」、「地域を訪れるだけではなく、お金が還元されるような仕組みを考えること」、「地域の方々や学生との交流を通してアイデアを考えていくこと」、「地域の魅力を地域内外の人に伝えていくこと」、「地域のお祭りに参加すると、広い世代と繋がれたり、また地域に戻ることができるきっかけになるのではないか」など様々な視点からの意見がありました。

最後に、牟岐町の若者関係人口にフォーカスしたプロモーションビデオを見て終了となりました。

『「牟岐」と「若者たち」』YouTube公開!!
https://mugijin.info/info/uPoxfgvf

牟岐町側からはプロモーションビデオについて、「小さい町で起きている日常的なことなのかもしれないが、動画を通して牟岐町の魅力を届けつつ若者たちの実情を知っていただけたら嬉しい」という声や、このイベント全体を振り返って、「第一部について、木原ゼミの人の繋がりでできたマルシェだと感じ、そこに牟岐町の方がゆずの商品を買いに来てくれたりしたので面白いと思った。第二部について、牟岐町は2016年頃の地方創生が叫ばれた時から関係人口を重要視してきたが、ワークショップを通して『人』がキーワードになって、『人』が繋いでいくんだろうなと感じた。木原ゼミが人の輪を作っていくときに牟岐町も伴走しながらちょっとでも町が良くなることを願っている。」や「第一部では、実生柚子を取り扱って盛り上げていただけてありがたいと思っている。第二部については、牟岐町のことを、地域のことを想っていただけていることを感じた。またより牟岐町を好きになっていただき、これからも応援していただきたい。」とコメントがありました。

イベントを終えて、運営を行った6期生の堀池優那(ほりいけ ゆうな)さんは、
「6期生の集大成である牟岐DAYを無事に終えることができました。マルシェでは感想ノートに『新たな出会いもあって楽しかったです!ゆずを使った食べ物もめっちゃ美味しかったです!』といったような温かい言葉が並び、ゼミ生の努力が多くの人に伝わったことを実感しました。
また、ワークショップでは牟岐町に住む方々や、地域活性化活動に興味がある方々と一緒にグループワークをすることで、普段のゼミ活動では聞くことのできない斬新な意見や考えを取り入れることができました。この1年間、関係人口について深く考えてきました。そして、今回のイベントを通じて、私たちが考えてきた関係人口の形を実現することができたと思います。イベントが成功して本当に良かったです。」と、達成感を伝えてくれました。

第一部「ゆずマルシェ」と第二部「つなぐ ~木原ゼミから繋がる輪~」を終えて、木原ゼミの卒業生やこれまで関わりがあった方々、これまでに出店したマルシェなどで繋がった方々など、木原ゼミが活動してくれたことで出会えた方々がたくさんいました。
木原ゼミでは、「関係人口」をテーマに活動していますが、このマルシェでは牟岐町の実生柚子を通して、木原ゼミの「関係人口」が集まり、そこに牟岐町の「関係人口」が入り、よりその輪の大きさを実感し、広げられたのではないかと感じました。
今後は、ワークショップで考えた「自分ができる地域への関わり方」を活かし、これからの活動や可能性を一緒に見いだせたらと思います。

ライター:地域おこし協力隊 真武

〈関西むぎの日開催〉&〈大阪公立大学経済学部松本ゼミ×Orange Fields Tea Garden×牟岐町のコラボメニュー販売〉

12月7日(土)に大阪の天神橋筋二丁目商店街りそな銀行前で、関西むぎの日を開催しました。牟岐町の特産品を販売するうまいもん市と商品を購入し、参加できる新米お米すくい&重量あてを行いました。

うまいもん市には、毎回大人気の勝浦花かつをや泉源の干物、実生柚子を使った商品や牟岐の押し寿司など多種多様な商品が並びました。

大阪公立大学経済学部松本ゼミの学生さんたちも販売をお手伝いしてくれ、ゼミの卒業生も立ち寄ってくれました。

牟岐町に繋がりがある方々が訪れ、牟岐町の特産品を購入されていたり、たまたま商店街を通った方々が商品や牟岐町に興味を持ってくれたりと、様々な方がお越しくださりました。昨年の関西むぎの日にも訪れたという出羽島出身の方々は鰹節やゆず茶などを購入されており、その中でも「ういろうは幼少期に食べていたため懐かしい」とおっしゃっていました。

新米お米すくい&重量あてでは、300gのピタリ賞には牟岐の新米3kgがプレゼントされます。子供たちから大人まで楽しんでいましたが、今年は昨年よりもピタリ賞が少なく、2人のみとなりました。

牟岐町に住んでいる友人から進められてこのイベントに訪れたという村上雄樹さんは、
「300gピッタリを当てられて嬉しいです。今年の春に一度牟岐町に行きましたが、また遊びに行きたいと思います!」と言ってくれました。

また、大阪公立大学経済学部松本ゼミ×Orange Fields Tea Garden×牟岐町のコラボ企画として、Orange Fields Tea Gardenでは12月7日から特産品の実生ゆずを使ったコラボメニュー「ゆずの和風パスタ」、「ゆずのバスクチーズケーキ」、「ゆずのようかん」を販売し、12月30日まで食べることができます。また、剛田商店ではゆず茶とポンジュレゆうを置いていただいています。

Orange Fields Tea Garden
https://www.orangefields-teagarden.com/

これまで牟岐町は星愛七夕祭りや天神天満阿波踊りなどで天神橋筋商店街を訪れていました。Orange Fields Tea Gardenの西尾将治さんとお話をし、松本ゼミの学生さんたちや牟岐町のことを気にかけてくれたことで今回のコラボメニューと商品販売を実現することができました。

西尾さんは「松本ゼミの20期生(現4年生)が『ポスターを貼ってください』と言って訪ねてきたことが牟岐町を知るきっかけでした。うちは八百屋とカフェをしていますが、実生柚子ってなんだろう?と、スーパーでも市場でもなかなか手に入れることができないものなので、珍しく、面白そうだと思い、興味を持ちました。
僕は牟岐町の人って一生懸命に見えます(笑)その一生懸命さが牟岐町に対する愛情なんだろうなと感じています。誰かに愛されて出荷されたものを売りたいという想いがあるので商品を置かせていただきました。牟岐町の方々って、『美味しいと分かってもらえたらいいんだ』『牟岐町と知ってもらえるだけでいい』という感じのスタンスで、お金儲けのためだけに動いていないですよね。そういうものを置かせてもらえるのが特別だなと感じています。」と、言います。

関西むぎの日が開催されていたランチ時には満席になっていました。性別も年齢も様々で、関西むぎの日から知ってくれたお客様も、たまたまイベントを知ってくださったお客様もいたとお店の方がおっしゃっていました。

21期代表の滝瀬央佳(ひろか)さんはメニューの考案について「私たちがメニューを考案する際、最も悩んだのは、実生ゆずの素材をどのように活かせば最も美味しいのか、また、牟岐町出身の方々から大阪のお客様まで幅広い世代に楽しんでいただけるメニューになるのか、という2点でした。そのため、西尾さんからアドバイスを頂きながら、ゼミメンバーやJA徳島県牟岐女性部の皆様などと意見交換を重ねメニューの考案を進めました。
一番人気のゆずの和風パスタはもちろん、ゆずようかんはオレンジフィールズティーガーデンの紅茶との相性が抜群で、ご年配の方にも大変喜んでいただけるメニューが完成したと思います。」と言います。
また、メニュー表やチラシの制作については「メニュー表にはコラボメニューだけでなく、牟岐町や実生ゆずの魅力を伝えるたくさんの情報を盛り込みました。お客様が注文後も手に取って目を通したくなるような、牟岐町の風土や素材の魅力を感じていただける内容に仕上げています。このメニュー表が、料理を待つ間のちょっとした楽しみや会話のきっかけになれば嬉しいなと思います。」と教えてくれました。お店のメニュー表と雰囲気が合うように、質感を合わせているそうです。

ゆずの和風パスタは、口に入れた瞬間、キノコの旨味と柚子の香りが感じられました。
麺がもちもちで、少しピリッとする大人が喜ぶ美味しいパスタでした。

ゆずのバスクチーズケーキは、濃厚ずっしりなチーズの中に柚子の風味が爽やかに香ります。
付け合わせの生クリームがとろとろで、重くなくパクパクと食べられました。

ゆずようかんは、硬めの食感でさっぱりとしています。柚子の風味が活かされており、付け合わせのゆず茶を付けると、より柚子を感じることができます。

チーズケーキと羊羹には、実生柚子の皮を入れているそうです。これらの実生柚子は松本ゼミの学生さんたちが地元の農家さんと一緒に牟岐町で収穫したもので、トゲが鋭いことや青い柚子が特徴的です。

西尾さんは、「松本ゼミの学生さんたちには、まずはこういうきっかけを作ってくれたことにありがとうと伝えたいです。牟岐町を知ることができたし、コラボメニューや商品を通して、お客さんも知ることができますよね。
思い出って香りとともに思い出したりするじゃないですか。だから、関西に住む牟岐ゆかりの方々には、コラボメニューを食べていただいて、少し懐かしいと思って下さったら嬉しいです。
牟岐町を初めて知ってくださった方々には、新しさを感じてほしいです。実生柚子をきっかけに牟岐の魅力を感じたり、みんなの田舎を思い出すきっかけにもなったらいいなと思います。さらに今後もいろいろできたら嬉しいです。」とおっしゃってくれました。

牟岐町は年に数回、天神橋筋商店街で物産販売や体験イベントを行っていますが、なかなか頻繁に関西に来ることは難しいです。しかし、この度、大阪公立大学の松本ゼミの活動によって大阪に繋がりを持ち、Orange Fields Tea Gardenさんに商品を置かせてもらうことができ、コラボメニューを販売することができました。
これまで大阪で日常的に牟岐町ゆかりの方々が牟岐の商品を手に入れられたり、コラボメニューのような新しい食べ方で実生柚子を味わってもらえる機会はありませんでした。また、関西むぎの日やその他イベントをしていく中で、まだ牟岐町を知っていただけていないと感じることもありますが、商品やコラボメニューを通して町のことを知ってもらえる良い機会になればいいなと思います。
是非、剛田商店さんとOrange Fields Tea Gardenさんにお立ち寄りください!

〈剛田商店〉https://www.orangefields-teagarden.com/godashoten/greengrocer.html
〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋3-7-26
営業時間:10:00~19:00(土日祝~18:00)

〈Orange Fields Tea Garden〉https://www.orangefields-teagarden.com/
〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋3-7-26レジュールアッシュ梅田イースト 102
営業時間:平日11:00~18:00 / 土日祝8:30~18:00(モーニングあり)

ライター:地域おこし協力隊 真武

2024 関西むぎの日〈大阪公立大学 松本ゼミ レポート〉

2024年12月7日(土)、大阪市北区天神橋筋2丁目商店街・りそな銀行前スペースにて「関西むぎの日」が盛大に開催されました。当日は冬晴れの清々しい空の下、商店街には家族連れや友人同士、多くの来場者が集い、笑顔と活気に満ちた賑わいを見せました。本イベントには牟岐町出身の方々も多数訪れ、地元の味や文化に触れながら温かな交流が繰り広げられました。私たち大阪公立大学経済学部・松本ゼミのメンバーも、参加者の笑顔に励まされながら全力でイベントをサポート。喜びと達成感に満ちた一日を振り返ります。


お米の計量体験

「新米すくい&重量当て」は、昨年に続いて今年も大人気!牟岐町産の新米が詰まった袋を見ながら、来場者は真剣な表情で300gを目指して計量していました。特に、お子様連れの家族やご年配の方が多く参加され、挑戦する姿には自然と周囲の人々も声援を送り、会場全体が一体感に包まれるようでした。

「ピタリ賞」を獲得した時のお客様の笑顔は特に印象的でした。「こんなに楽しいイベントは初めて!」と声を弾ませる方も多く、私たちゼミ生もその瞬間に立ち会えたことが何より嬉しかったです。計量の結果を見ながら会話が弾み、牟岐町の米作りへの興味が広がっている様子を肌で感じることができました。


牟岐町物産展

牟岐町の魅力を詰め込んだ物産展は、地元産の海産物や加工食品、牟岐茶(モリンガを使ったハーブティー)、そして新発売の「千年さんごプリン」など、バラエティ豊かな品揃えが特徴でした。商店街を訪れる多くの人々が足を止め、商品の説明を聞きながら試食を楽しむ様子が印象的でした。中には「故郷を思い出す」と感動する牟岐町出身の方もおり、会話が自然と弾む光景が広がっていました。

今回初めて登場した「千年さんごプリン」は来場者の興味を大いに引きつけました。地元の味を多くの方々に届けられたことで、牟岐町の魅力を広める大きな手応えを感じました。


松本ゼミ × オレンジフィールズ×牟岐町コラボメニューイベント

今回の目玉企画の一つ、「松本ゼミ × オレンジフィールズ × 牟岐町」のコラボメニューが12月7日(土)よりスタート。イチ押しは何といっても「ゆずの和風パスタ」。爽やかな柚子の香りと深みのある味わいが特徴で、来場者から絶賛の声が寄せられました。店内には開始早々から多くの人が訪れ、一時は席が埋まるほどの大盛況。オレンジフィールズのスタッフの皆さんと共にお客様を迎える中で、店内は笑い声と温かな交流が広がっていました。

さらに、私たちゼミ生が工夫を凝らして用意したチラシやSNSの広報効果もあり、OBOGの皆様や地元の方々も多数足を運んでくださいました。自由帳には「美味しかった!」「また食べたい!」といった声がたくさん書き込まれ、目を通すたびに努力が報われるような感動を覚えました。事前準備や広報の難しさを感じる場面もありましたが、お客様の笑顔を見た瞬間に、全てが報われたような達成感を得ることができました。コラボメニューは、「ゆずの和風パスタ」以外にも「ゆずのバスクチーズケーキ」「ゆずようかん」といったデザートメニューもあります。デザートと一緒にオレンジフィールズ・ティーガーデンの美味しい紅茶と一緒に味わっていただきたいです。2024年12月30日(月)までの期間限定となっております。この記事を見られた方は、ぜひ、オレンジフィールズ・ティーガーデンに足を運んでいただきたいです。

〈Orange Fields Tea Garden〉https://www.orangefields-teagarden.com/
〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋3-7-26レジュールアッシュ梅田イースト 102
営業時間:平日11:00~18:00 / 土日祝8:30~18:00(モーニングあり)


イベントを通じた絆の再発見

今回の「関西むぎの日」は、牟岐町と大阪を繋ぐ架け橋となる、特別な一日でした。商店街全体に広がる賑わい、参加者の笑顔、そして私たちゼミ生自身が得た達成感は、言葉では表しきれないほどの喜びで溢れています。

2023年度卒で、松本ゼミ長であった狭川 文菜(さがわ ふみな)さんからは、「ここ3年、関西むぎの日に訪れていますが、商店街のお店とのコラボ等年々規模が大きくなっていて後輩たちが日々頑張っているんだなあと実感します。また、卒業してからもイベントに参加する時には温かく話しかけてくださる牟岐町の皆さんには毎度感謝しかありません。数は少なくなってしまいましたが、今後も繋がりを継続していきたいと思っております。」と、メッセージをいただきました。

私たち松本ゼミは、牟岐町の方々や地元の企業の皆様と共に、地域を繋ぐ取り組みを続けていきます。そして、このイベントをきっかけに生まれた新しい絆が、これからも続いていくことを心から願っています。今後とも皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

11月21日(木)、22(金)に京都府舞鶴市に伺いました。

11月21日(木)、22(金)に、大学時代に牟岐町で活動していた鳥井衣里さん(以下、とりちゃん)にお誘いいただき、京都府舞鶴市に伺いました。とりちゃんは徳島県出身で、牟岐町ではNPO法人ひとつむぎのメンバーとして活動し、様々な活動に参加していました。このハッピのイラストもとりちゃんのデザインです!大学卒業後、就職を機に京都府舞鶴市へ移住されています。

1日目は、学生のためのコミュニティスペースKATAlab.さんに伺いました。「いつか舞鶴に帰ってきたい。そんな若者が増える場所に。」という想いで今年の3月末に西舞鶴駅の近くにオープンしました。
KATAlab.を運営されているまちづくり団体mylink代表の高田智哉さん、副代表であり、舞鶴市地域おこし協力隊の原田翔太さん、スタッフであり、舞鶴市にある日星高等学校でコーディネーターをされている能勢ゆきさん、スタッフであり、舞鶴市地域おこし協力隊の藤田真奈さんが出迎えて下さりました。また、京丹後市から有限責任事業組合まちの人事企画室で相談員をされている稲本朱珠さん、宮津市から株式会社FoundingBaseの筒井章太さん、今村恵那さんも集まってくださりました。

コミュニティスペースKATAlab. https://katalab-maizuru.com/

まちの人事企画室 https://www.machi-jinji.co.jp/

株式会社 FoundingBase https://foundingbase.jp/

KATAlab.は高校生と共に地域の大工さんとワークショップを重ねて完成した、みんなの想いがこもった場所です。オープンし、高校生が集う中で、彼らが考案したという学生らしい個性的なインクも見せていただきました。

KATAlab.を運営しているメンバーは個々に本業があって、副業としてこの場を運営しています。また、今回のように舞鶴市だけではなく、京丹後市や宮津市などほかの市からもここに集うことがあります。
この交流会に牟岐町から参加していた一般社団法人遊観の下之坊竜治さんは「印象的だったのは、別事業者の横の繋がりです。月一でも会って話したり、情報共有を行ったり、『助け、助けられ』の関係があるのが心強いと思いました。」とおっしゃっていました。

KATAlab.についてのお話を聞き、地域で活動している方々と交流し、町に高校があることがどれだけ影響力があることなのかを感じました。牟岐町には高校がなく、外に出ていくしか選択肢はありません。しかし、ほかの地域と比べ、牟岐町ではお兄さんお姉さん的存在の大学生が多く活動しており、強みとなっています。子供たちが高校生になった時に、外に出ていくだけでなく、牟岐町で地域の人や大学生など様々な人と関われる機会や場が必要だと感じました。そこでの交流が彼らにとって新しい視点で牟岐町を見ることに繋がるとより町が開けていくのではないかと思います。

2日目は、とりちゃんの勤め先の自社イベントであるフリーマーケットへの出店をお誘いいただきました。下之坊竜治さんはオーダーメイドもできる刺繍が入ったTシャツと本のガチャガチャを出店しました。牟岐町からは缶バッジ製作体験とキャンペーンカードやパンフレットを持っていきました。

 お客さんや出店者の方から「今年、徳島に旅行に行ったよ」「阿波踊りを見に行って最高だった」と声をかけて下さったことが印象的でした。また、牟岐町で活動していた京都産業大学木原ゼミの卒業生もイベントに来てくれました。
牟岐町は知名度がそれほど高くない地域だと思います。しかし、来て下さった多くの方々から「小旅行をしてみたい」「出羽島を訪れてみたい」「ツーリングに行きたい」などのお声を頂きました。また、子供たちからは姫神祭りの海上パレードの缶バッジや満天の星空の缶バッジが人気でした。

牟岐町で活動していたとりちゃんが起点となり、この2日間で様々な方々とお話することができました。
1日目のKATAlab.では、お互いの活動内容や課題感などを共有し、気づきの多い充実した交流会となりました。今後も定期的に舞鶴市へ伺ったり、機会があれば牟岐町にも是非訪れてほしいと思います。
2日目のイベントでの出店では、牟岐町のことを知っていただける良い機会となり、有難いことに皆さんに興味を持っていただくことができました。また、牟岐町と繋がりがある方々とも久しぶりにお話しすることができて嬉しかったです。
今回ご縁を頂いた方々との繋がりを大切に、情報共有や意見交換をしながら、各地域やローカルだからこその魅力に目を向けたいと思います。

ライター:地域おこし協力隊 真武