大学を休学して、地元で子どもたちの居場所作りを – “ゆあぷれ””われもこう” 川邊笑さん

過疎地域にとって子どもたちの居場所不足は大きな課題のひとつ。学校と家庭以外に居場所の選択肢が無く、特に学校に馴染めない子どもたちは町からも一人孤立してしまうことになりがちです。この問題は牟岐町も例外ではありませんが、2022年に牟岐町に子どもたちの新しい居場所ができました。その場所・活動の中心人物となる牟岐町生まれの大学生、川邊笑(えみ)さんに今回はお話をお伺いしました。

学校と家庭以外の、子どもたちの居場所

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”子どもたちの居場所づくりをされているとのことですが、具体的な活動の内容を教えてください。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]
[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”「ゆあぷれ」と「われもこう」という2つの活動をしています。まず「ゆあぷれ」は中高生が学校終わりや休みの日に集まって、思い思いの時間を過ごすための場所です。お菓子を食べて友達やスタッフとしゃべったり、漫画を読んだり勉強をしたりみんな自由に過ごしています。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”中高生なら誰でも参加できるんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”はい。対して「われもこう」は学校に行きづらい小学生から高校生のための居場所です。何がしたいか一人一人と相談して活動内容を決めていきます。あとは個人個人に合わせたペースでの学習のサポートもしています。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

▲ボランティアと民間で運営をしている2つの活動についての広報用のちらし。これらの活動は牟岐町内にあるリフォームされた建物で、どちらも無料で曜日をずらして行われています。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”川邊さん以外のスタッフの方もいるのでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”「ゆあぷれ」のほうは大学生の友人たちや地域の退職された学校の先生と一緒にしています。「われもこう」は教育相談員やスクールカウンセラーをしている元教員の方と私がメインです。ボランティアで手伝いに来てくださってる方も5名ぐらいいます。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

『牟岐町の事が大好きなので、現状守れるモノは出来る限り守っていきたい』牟岐町防災サークル 上田好美さん

▲以前お話を伺った元教員の上田さんもこの活動に参加しているのです。

 

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”「ゆあぷれ」では中高生たちはどんな様子で過ごしていますか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”自由に解放されに来ているように感じます。たわいない話の中でポツポツと愚痴やしんどいことを漏らしてくれることもあって、日々のガス抜きができる場になっていたら良いなと感じています。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

▲「ゆあぷれ」の一コマ。子どもたちみんなリラックスしている様子が伺えます。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”家族や友達じゃない、少し距離がある立場の人だから話せることってありますもんね。では「われもこう」での子どもたちの様子はどうでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”「今日は何がしたい?」と聞くことから始まって、静かにすごしたい、畑がしたい、とそれぞれ好きに過ごしています。でも自然と子どもたちの中で同じ悩みを話し合ったり、小さい子のお世話をしてあげたりと関係性ができています。みんなすごく優しいんですよね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”これまで学校の友達や家族には言いづらかったけど、同じ立場だから安心して言葉にできることもあるのかもしれませんね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そうだと思います。この悩みは自分だけじゃなかったんだ、って同年代の子と共有できるのってすごく安心すると思います。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

田舎にも居場所の選択肢を作りたい

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”では川邊さんご自身のことについて聞かせてください。現在は大学生とお聞きしました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そうです。関東の大学なんですが、この春から1年休学して牟岐に帰ってきてます。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”大学を休学したのはこの活動をするためですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”はい。1年半ぐらい前から大学の長期休みの時だけ帰ってきて「ゆあぷれ」を開催してたんです。でも居場所って日常的に必要なものなので休学して活動することにしました。学校に馴染めない子たち専用の場づくりもしたいというのも大きかったです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”熱意と行動力がすごいですね。なぜそこまで子どもの居場所づくりに強い関心を持たれたんですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”大学に入ってから3年間ぐらいNPO団体で学習支援のインターンをしてたんです。そこで学校に馴染めない子や貧困家庭の子、発達障害の子など様々な立場の子たちに出会って、学校と家庭以外の居場所の重要性をすごく感じたんです。でも、都会には人それぞれに合った居場所があるけど地方には選択肢が無いのがすごく問題だなと思って。で、自分でやるなら地元でやってみたい、と。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”なるほど。地方に子どもたちの居場所が少ないというのは、川邊さんご自身が牟岐で過ごした学生時代にも感じましたか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”私も中学生の時にしんどくなった時期があったんですが、なかなか学校の友達には言えなくて……自分はどちらかというと子供の頃から生徒会をやったり部活のキャプテンをやったりするようなキャラだったので。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”真面目でしっかりしてるリーダーって感じですかね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そんな感じだったと思います(笑)。だからなのか、友達には悩んでいる姿をなかなか見せられなかったんですけど、先生や親など周りの大人が気付いて話を聞いてもらえたんです。でも、学習支援をして様々な子どもたちに会ったことで、自分は運が良かっただけなんだと分かったんです。私は家族や先生が気付いてくれたから立ち直れたけど、そうじゃない環境の子どもたちもたくさんいるんですよね。その子たちを受け止める場所は都会にはあるけど、私の地元のような田舎には無いよなぁ、と。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

根底にあるのは「誰にも自殺してほしくない」という願い

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”牟岐に住んでたのは高校までですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”いえ、中学までです。高校は徳島市内の学校に進学して姉と二人暮らしをしてました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”そうなんですか。どこか行きたい高校があったんですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そこまで考えがあってのことではなくて。英語は好きだったので国際英語科に行ったんですけど、何より町の外に出て行きたいっていうのが一番でした。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”大学ではどんなことを勉強されてるんでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”教育学部なんですが、うちの学部はちょっと変わっていて。他の教育学部って教員養成が主なんですが、うちは心理や障害科学などもっと広く勉強できるどちらかというと人間学部みたいな感じです。教員になる学生も3割ぐらいで。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”じゃあ今活動されてる過疎地域での教育支援や居場所づくりも研究対象に当てはまるんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そうなんです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”今の大学を選んだ理由はその学部があったからなんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”元々私の根底に「人が自殺してほしくない」という想いがずっとあって。一人一人が何かあっても乗り越えていける力を持てたら、自殺する人も少なくなるんじゃないかと考えたんですね。そのためには子どものころからの教育が重要じゃないかなと思って、先生にも興味があったし教育学部に行こうと決めました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”生き抜く力が強い人を育てていきたい、という感じでしょうか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”はい。ただそれなら教員養成よりも、発達や心理などもう少し広い視点で学びたいなと思って探してたら今の大学を見つけたんです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”「人が自殺してほしくない」ってすごく強い願いですよね。何かこの考えが根底になるようなきっかけがあったんでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”さっき中学生の時しんどい時があったと話したんですけど、人間て誰しも弱いところがあるんだなと感じた出来事があって……その出来事はすごく驚きというか衝撃だったので……” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”ご自身もしんどくて気持ちが弱っていた時期だったというのもあるんでしょうか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そうですね。自分は運良く周りの人たちがサポートしてくれたけど、後々考えたら環境やタイミングが違っていれば自分もどうなっていたか分からなかったな、と。誰しもその可能性があるので誰も自殺してほしくないと強く思うようになったのかもしれないです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

誰に対してもあたたかいまなざしがある地域にしていきたい

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”これからやっていきたいことはありますか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”「われもこう」に関しては、週1回では子供たちの学習や日々の暮らしをカバーしきれないので、行政と連携して教育支援センターとして位置付けてもらいたいと思っています。その上で学校や医療機関、社会福祉協議会など地域全体で連携できるネットワークを作りたいですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”ただでさえ人口が少ないのに、民間とボランティアだけでは長く続けられないですもんね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”そうなんです。なので、地域で手が回らない日々の学習などはオンラインで外部の講師や大学生に協力してもえるようなつながりを県下で作っていきたいです。誰か一人のやる気ある人だけが動くのでは続かないので、私がいなくても回っていくようなネットワーク作りをするのが目標です。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”最後に牟岐の好きなところはありますか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”想像していたより自分がすることを応援してくれる地元の人が多かったんですよ。人間関係が狭いのはしんどい部分もあるけど、こんなあたたかい町だったんだなと帰ってきて改めて認識しました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”牟岐町のような小さな町は、若い子ががんばっていると応援してくれる人がたくさんいますよね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”川邊” text=”あたたかい人が多いこともあって、今後は地域食堂なども開催していければと考えています。この場所(「ゆあぷれ」や「われもこう」)に来たときだけ元気になれるのではなくて、町でいくつか安心できる場所や人が居ることが、誰もが安心して生きていける町になると思うんです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/11/DSCF9937-1-scaled-e1670738851789.jpg”]

 

誰ひとり取りこぼさず、自分らしく人生を歩めるあたたかい町にしたいと語ってくれた川邊さん。大きな願いのように感じるかもしれませんが、彼女の始めた活動で救われている子どもたちが今現在も確かにいます。この大きな一歩を途絶えさせず地域で前進さすことができれば、「誰ひとり取りこぼさない牟岐町」は実現するのではないでしょうか。

 

 

今回の牟岐人

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川邊笑さん

筑波大学人間学群教育学類4年(取材時)
ゆあぷれ
instagramアカウント:@yourplace_mugi
われもこう
お電話:080-9833-2511
メール:waremokou.mugi@gmail.com

地域おこし協力隊・集落支援員が牟岐町にぎわい産業祭に参加しました

11月20日(日)天気が心配されていた中、雨に降られず販売・体験・飲食・ステージなど、町内外から39団体が出店・出演されました。

牟岐町内外の団体等が一同に集まるこの催は、活動PRや地域おこし協力隊が地域の方々と挨拶機会、出会いの場にもなっております。

地域おこし協力隊の井上さんは「NPO法人カイフネイチャーネットワーク・牟岐町漁業協同組合・モラスコむぎ」コラボでイセエビ釣り・タッチグプールの運営に携わりました。

一番右が井上さん

地域おこし協力隊さんくん(石橋山河)は「きもとや」さんの協力のもと、牟岐町産「実生ゆず」を使用したゆずゼリーをおためし販売し見事完売!!

集落支援員さんたちは西又地区活性化のため行われている「牟岐色窯」の炭製品と炭窯活動をPRしました。

コワーキングスペースを活用して牟岐へ移住 – グラフィックデザイナー 春川法古さん

前回の牟岐人ではモラスコむぎスタッフの中西香代さんにお話を聞きました。その中で2022年からリニューアルオープンしたコワーキングスペースをご紹介いただきましたが、今回はこの場所を拠点にRIDE ONという屋号で活動をしているグラフィックデザイナーの春川法古(はるかわのりこ)さんにお話を伺いました。

高校卒業からデザイナーになるまで

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”春川さんのお生まれはどちらでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”美波町です。日和佐の町のほうの地域ではなく、山の中で。いつも目の前の川で魚やエビを捕まえたり泳いだりして遊んで育ちました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”美波町にはいつまで住んでいたのでしょうか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”高校まで美波町で、卒業してから徳島市内のスーパーに就職しました。そこから牟岐に来るまでずっと徳島市内でした。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”初めはデザイン関係のお仕事じゃなかったんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”いえ、スーパーのポップやチラシを作る部署だったので、デザインの基礎のようなことはやってました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”なるほど。絵やデザインにはずっと興味があったんでしょうか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”子供のころから絵は好きでした。美術大学への進学も考えたんですが親に金銭的に負担をかけてまで行くのもな〜と思って。でも少しでも絵に関わる仕事ができたら良いなと考えてたら、当時の絵の先生から企業でもデザインやイラストに関われる部署もあるということを教えてもらったんです。それで直接スーパーの本社に行って、チラシを作る部署で雇ってもらえないかと話をしにいって。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”高校生ですごい行動力ですね!” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”求人も出てなかったし、今考えたらむちゃくちゃなんですけどね(笑)子どもだったので勢いで。でも運良く人手が欲しかったみたいで、就職試験を受けてみたらと言ってくれてそのままそこに就職しました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

▲むちゃくちゃと言いながらも笑って話をしてくれる春川さん。行動力の凄さが伺えます。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”しばらくそのスーパーで働かれてたんでしょうか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”はい。仕事内容はポップを描く以外にも、撮影の手伝いやディスプレイの手伝いなどもあり楽しかったです。同僚も上司もいい人ばかりで恵まれた環境でした。数年働いた後、いくつか職を転々として、20代後半で地域情報誌のデザイナーになりました。デザイナーとして仕事をしたのはこの時が初めてですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”そうなんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”その会社で働いていた友人から「デザイナーが足りないのでやらないか?」と声をかけられて。本格的なデザインの経験は無くても働きながら覚えたら良いと言われたので、それならやってみようかなと。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”そこでデザイナーとしての経験を積まれたんですね。どのタイミングで独立されたんですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”情報誌で3年働いた後ですね。アルバイトとして働いてたんですが、そこのバイト契約が3年までで、それ以上いるなら社員にならなければならなかったんです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”社員になるのは良いことのようにも思えるのですが違ったんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”実は若い頃に結婚してすぐ離婚したのでずっと一人で子育てをしていて。社員になると仕事柄かなり忙しくなるので家庭に支障が出てくると考えたんです。それならもういっそのことデザイナーとして独立しようと決心しました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”ずっとお一人で働きながら子育てされてたんですか!?独立することを選択されたのもすごいです!” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”もう勢いですよね。子供も中学生になるタイミングだったので環境を変えるならここかなと。年齢的にもあの時じゃなかったら考えすぎて決心できなかったかもしれません。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

再婚やコワーキングスペースの存在で牟岐へ移住

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”徳島市内でデザイナーとして長く活動されてきて、牟岐に移住することになったのはなぜですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”40歳を過ぎてから高校の同級生と再婚したんですよ。同級生といっても面識はなかったんですけど。その人が牟岐の人で。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”そうなんですね!” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”子どもも大学を卒業して手を離れてたので良いかなと。しばらく徳島市内で暮らしてたんですけど、義理の父が高齢で心配になってきたのと夫が仕事を辞めたこともあって、牟岐の実家で一緒に住もうかということになったんです。それで先に夫が牟岐に帰って、私は徳島市に住んで時々牟岐に行くという生活を1年ぐらいしてから牟岐に移住しました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”お仕事は牟岐でも続けていけそうだと判断されたんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”それが牟岐に帰ろうかという話が出た時がちょうどコロナが始まった頃だったんです。それで仕事が激減して、このまま牟岐に帰ったら仕事が全く無くなってしまうかもと思って、夫だけが先に牟岐に帰ったんです。そうこうしてるうちに少しづつ仕事も戻ってきたので牟岐に行ってもどうにかなるかなと思える状況になってきました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”コワーキングスペースができたのも良いタイミングだったんですね。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

▲2021年にリニューアルオープンしたモラスコむぎ。コワーキングスペースもあり、春川さんのようにリモートでお仕事をするには非常に最適な場所。

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”そうです。あと、コロナでリモートでの打ち合わせが当たり前になったのも牟岐に来るにはありがたかったです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”お仕事はいつもモラスコむぎのコワーキングスペースを利用されてるんでしょうか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”そうですね。牟岐で義父と夫と一緒に暮らすことになったんですが、家ではなかなか集中して仕事ができる環境にならなくて。困ったな〜と思ってるところにこのスペースができると聞いたので、オープンに合わせて本格的に移住してきました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

▲海が目の前にあるコワーキングスペースを使って日々働く春川さん。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”すごく良いタイミングだったんですね。コワーキングスペースの使い心地はいかがですか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”静かだし環境も良いので気持ち良く仕事させてもらってます。天気が良い日は外の砂浜でお弁当を食べたり、ベンチに寝転がってちょっと休憩したり。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

何気ない事が楽しい牟岐での生活

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”春川さんご自身は牟岐に引っ越すのに抵抗はありませんでしたか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”私もいつかは県南で暮らしたいとずっと思ってたんです。親も高齢になってきて心配なので近くにいたいし、自然が近くにあるところで暮らしたいと長年考えてました。この先の人生も長いし、県南での生活を根付かせるためにも今のタイミングで環境を変えるのは良いんじゃないかなと。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”なるほど。実際に移住されていかがですか。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”とても充実してます。義父は漁師で住んでいるのも港付近の漁師町なんです。漁師さんたちの声は大きいので外での会話が家の中にいても丸聞こえだったり、玄関先に誰がくれたか分からない魚や野菜が勝手にドンと置かれていたり。そういえば田舎ってこんな感じだったなーと面白がってます。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

▲春川さんが住む場所はいわゆる漁師町。港に行けば細い路地の町並みや漁師さんに懐いた猫ちゃんがいるのです。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”美波町のご両親にも会いに行きやすくなりましたか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”はい。距離が近くなったので少なくとも2週に1回は行けるようになりました。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”牟岐での好きな過ごし方があれば教えて下さい。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”毎日のように散歩に行ってます。灯台に行ったり山道を歩いたり。散歩をしていると、いつの季節もその季節なりの美しさを感じられます。あと浜に行って、流木を集めたりしながらビールを飲んでぼんやり日が沈む中で過ごす時間は最高ですね。一人で行くこともあれば夫と2人で行くこともあります。一応ゴミも拾ったりして。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

▲仕事を終えたら飼っている猫ちゃんと一緒に堤防まで散歩。田舎ならではな楽しみ方です。

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”最高ですね!では今後やってみたいことなどはありますか?” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”まだ家の周りしか分からないので、山のほうや駅周辺など牟岐の色んな地域の魅力を知っていきたいです。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

[code_balloon position=”left” name=”編集者” text=”牟岐町は小さいですが地域ごとに人も文化も違ってすごく面白いと思います。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2018/11/Facebook-logo.png”]

[code_balloon position=”right” name=”春川さん” text=”あと、やりたいこととは別ですが移住してから環境問題を自分ごととして実感できたんですよ。放置林や磯焼けがすぐ目の前にある。町に住んでいると環境問題が深刻と情報としては知ってても、実感できないのでどこかよそ事というか。なので、都会の人が田舎に来て問題を実感できるような機会があれば環境への一人一人の意識がもっと変わってくるんじゃないかなと思います。” img=”https://studio.mugizine.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSC07053-scaled-e1666647661746.jpg”]

いくつもの大きな環境の変化を乗り越え、明るくお話してくださった春川さん。お話を聞かせてもらい、何気ない日常の中から楽しみや面白さを見つけ出すのがお上手なんだろうな、と勝手ながら感じました。これから春川さんが牟岐でどんな楽しみを見つけながら町に根付いていかれるのか、想像するだけで何故か私もワクワクしてくるのでした。

 

今回の牟岐人

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春川法古さん

RIDE ON – グラフィックデザイナー

京都産業大学「神山祭」を訪れて

少し肌寒くなって、今年も秋らしい気候になってきました。

秋と言えば「○○の秋」と、皆さんの趣味が輝く季節ですが、

今回は、「食の秋」を綴ろうと思います。

※せっかくなので、最近の牟岐の写真(大島)を乗せておきます。

「神山祭」を訪ねて

今回は、京都産業大学の学園祭「神山祭」を訪れました。

何となく、「かみやま祭」と呼びたくなるのですが、「こうやま祭」が正しい名称です。徳島県民はついつい間違えてしまう名前ですね。

さて、今回何故「神山祭」を訪れたかのか…

ご存じの方もおられるかと思いますが、牟岐町は、京都産業大学現代社会学部木原ゼミさんと連携させて頂いております。

令和元年度から連携が始まり、昨年度からは、京都西陣地区でのマルシェの出店など、牟岐と京都を繋ぐ活動を行ってくださっています。

特に、JAかいふさんと連携し、「実生ゆず」関連商品のPRや販売などには、力を入れています。

こちらが木原ゼミのブースです。可愛いですね。

販売するのは、「からあげ」と「あげギョーザ」、からあげは、JAかいふさんの「ポンジュレゆう」と「母ちゃんマヨ」の2つからソースを選べ、餃子には「ポンジュレゆう」が添えられます。

2年生~4年生が協力して販売を行っていました。微笑ましい。

3日間開催された「神山祭」ですが、予定より多く売れ、途中で在庫を買い足すほどの大人気だったそうです。実際、お客さんが長蛇の列になっていました。

私たちもなんとか手に入れ、頂くことに成功しました。

私は、あげギョーザとからあげ2種類を頂きました。

美味。

めちゃくちゃおいしい!!

ゆずの風味で脂っぽさが、爽やかさに大変身している!

学際定番の揚げ物を、むつこすぎず食べ応えもあるという、色々なブースを回りたいという方にぴったりの商品でした。

※私は、お腹いっぱいで他のお店を回ることができませんでした。

食べ終わった後も、学生さんにキャンパスを案内していただき、楽しいひと時を過ごすことができました。ありがとうございました!!

これからも、京都産業大学木原ゼミの皆さんの、活躍にますます期待がかかります。

今後の活躍もお楽しみに。

イセエビ漁解禁!2022

まだまだ暑い日が続く牟岐町ですが、今年もこの季節がやってきました。

イセエビ漁解禁!当初は18日解禁予定でしたが、台風などの影響により一週間ほど遅れての解禁となりました。

9月25日(日)PM2:00多くの漁船が網を乗せ一斉に牟岐港を出港していきます。

毎年この光景を撮影に行きますが、いつ見てもドキドキ・ワクワクします。

今年も勝手に大漁祈願をさせて頂きましたwww

網を仕掛け一旦帰港し、翌26日AM2:00真夜中の真っ暗な中船を走らせ前日仕掛けた網を引き揚げます。

この時の様子を漁師さんに伺うと『毎年の事やけど、どれくらい網に掛かってるか一発目がドキドキするんじょ』と。

その後港で一匹づつていねいに網からはずし、いざ出荷です。

朝7時頃から多くの漁師さんで漁協は賑わっていました。

多くのイセエビを次から次へと漁協職員総出で手際よく計量していきます。

今年の初日水揚げ量は約1.6トン‼

例年並みといったところでしょうか。

牟岐町のイセエビ漁は来年5月まで続きます。

この後は主に京阪神に出荷されて行きます。

【牟岐町でのイセエビを購入されたい方】
牟岐町漁協本所鮮魚販売部
TEL/0884-72-0012
購入される前日17時までにご連絡下さい。
尚、イセエビ購入は現地での直接購入限定とさせていただいています。

その他、観光協会では年に一度ふるさとパック特別便として販売も致します。

近日HPでお知らせいたしますのでお楽しみに‼

”へんろ宿”であることへのこだわり〜へんろ宿南天〜

JR牟岐線辺川駅から徒歩15分、国道沿いにある、「へんろ宿南天」。

居心地のいい離れ、お手製のピザ釜、すぐ近くに山があり、鳥のさえずりがきこえてきます。

国道が近いのに、なぜかとても静かで、旅の途中に立ち寄る場所として、心安らぐ雰囲気に

なっています。

今回は、そんな魅力あふれる「へんろ宿南天」を営んでいる、木内ミユキさんを取材させて

いただきました。

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「民宿やゲストハウスではなく、「へんろ宿」にしている理由は?」

四国という場所で宿をつくって、誰かに泊まってもらうなら、

「お遍路をしている人たちが立ち寄ることができる場所」として宿をやりたいという

思いがあったからです。

また、江戸時代に、もともとこの家がある土地で、へんろ宿をやっていたと

聞いたことがあったので、はじめました。

「そもそも宿をつくろうと思ったきっかけは?」

この家で一人で暮らし始めてから、納屋の上の部屋が余っているな〜と気づいたんですね。

納屋の上の部屋の雰囲気は、私(木内さん)自身とっても気に入っていて、

せっかくなら有効活用したいなと思って始めました。

私の性格をよく知っている知人や家族からは、「宿をやって大丈夫?」と心配されましたけど(笑)

「へんろ宿としてこだわっているところはありますか?」

朝ごはんを必ず出すことですね!

徒歩でお遍路をしている人たちは、毎日かなりの距離を歩いてきています。

朝食を食べて、エネルギーをつけ、しっかり歩いて旅を楽しんでほしいので、朝食を準備しています。

そもそも旅の荷物に、朝ごはんを持たなくていいだけでも、負担軽減になるんですよね。

「ホームページに「可能なかぎりほったらかす」という言葉がありましたが、

あちらもこだわりのひとつですか?」

そうですね。「構いすぎないこと」も、大事にしています。

旅の疲れをできる限り癒して、回復していって出発してほしいので。

うちに泊まりにきたからには、ぐっすり眠っていってほしいですね。

「ホームページにピザ釜がありましたが、ピザに惹かれてやってくる方もいるのでは?」

ピザはかなり好評ですね!!

生地にかなりこだわっていて、レシピが完成するまでに1年かかりました。

日本人の好むピザ生地を研究しましたね〜。

最近はピザだけを求めて問い合わせてくる方もいらっしゃいます。

ちなみにピザ釜はAmazonで発注して、息子と組み立てました。

結構簡単にできるものなんですよ。

「宿を始めてから今まで、どんな出会いがありましたか?」

2019年2月26日に初めての宿泊客がいらっしゃいました。

そこからクチコミやHPを見てきてくれる人が増えていって、これまで

のべ120人近い方が宿泊してくださっています。

コロナウィルスが広がる前には、台湾などからも尋ねてきてくださった方と

出会えたこともありましたね。

私(木内さん)は、外国のお客さんとお話をするのも好きで、楽しいですね。

また、ご夫婦で別々にきてくださったこともあり、奥さんから「絶対立ち寄るように!」と

言われたんだと旦那さんから話を聞いた時は、驚きましたが嬉しかったです。

深夜までお客さんと話し込んで寝不足になったことも、とても思い出に残っています。

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「へんろ宿をやっていて、大切にしていることはなんですか?」

人生で大切にしていることが、宿に自然と反映されていると思います。

例えば、働いていたときに出会った、外国籍の方々から「自分を出すこと」の大切さを学んだので、

お客さんと話すときは「自分を出すこと」を意識していますね。

あとは、どんな年齢の方に対しても、たとえ子どもであっても、

人格をもつ人間であることを忘れないことですね。これは、母の教えなんですけど。

それぞれの人がそれぞれの人生を生きているので、どんな人生も、どんな状況であっても、

それを否定することはしないようにしています。

自然の中に宿があることも、大切にしていて、とても気に入っています。

「最後に、なにか伝えたいことはありますか?」

、、、とくにないですね、なんて(笑)

人と話すことや、だれかの手助けをすることが好きなので、宿を営むことは

自分の性格にあっているなと思っています。

そろそろお遍路を再開する人が増えてくると思うので、徐々にお客さんが増えてくることが楽しみです。

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【編集後記】
今回、南天さんには、2週間弱宿泊させていただきました。
木内さんとは、朝食時によくお話をしていたので、取材のときも、いつも話している時のようにリラックスして話すことができました。
宿泊中は、「可能な限りほったらかす」というホームページの記載通り、付かず離れず、適度な距離感で接してくださっていたので、他の仕事をしながら滞在するには、心地のいいコミュニケーションでした。
第二の実家とも思えるほど、本当に居心地がよかったです。
また牟岐町を訪れる際には、必ず南天さんにお世話になりたいと思います。

取材にご協力いただいた、木内ミユキ様に、改めて感謝申し上げます。

へんろ宿「南天」

徳島県海部郡牟岐町大字河内189
電話:090-4026-5889 (受付:午後)
HP:https://yadonanten.com

河本 千晴(かわもと ちはる)
福岡県出身 25歳
2019年3月ひとつむぎでインターンとして牟岐町に1週間滞在。
その後、福岡県のフリースクールを運営しているNPO法人に就職。
就職後から現在まで、ひとつむぎとの関わりは継続しており、2020年の徳島市内で行われた、中高生対象の対話型プログラムのアドバイザーとして企画・運営に携わった。
2022年5月ワーケーション(余暇を楽しみつつ仕事をすること)のため、牟岐町に約2週間滞在。

だれでも来られる、居心地のいいカフェづくりを – 川邊笑さん

牟岐駅前にて、金・土曜日限定でオープンしている、Ui_cafe。

今回は、そこでお手伝いをされている牟岐町出身の大学生の川邊笑さんに、お話しを聞きました。

「なぜ牟岐町のカフェで働いているんですか?」
カフェのオーナーのさゆりさんと意気投合したからです。
さゆりさんは隣接している美容室も経営しており、私(笑さん)が美容室のお客さんとして来店した際、「牟岐町にこんな場所がほしい」という考えが偶然にも一致したため、カフェで一緒に働かせてもらえることになりました。

「どんな考えが一致したのですか?」
「人がつながる場所、気軽に集まれる場所いいな」という考えが一致しました。
私(笑さん)は牟岐で生まれ育ち、オーナーのさゆりさんは大阪生まれで、出身も年齢も違うのにも関わらず
意気投合したことで、話が出てすぐにカフェのお手伝いができるようになりました。

「カフェで働いていて、「人がつながる」ところをみることはできましたか?」
少しずつですが、目にする機会も増えてきています!
例えば、子育て世代の方が何人かで来てくださったときは、小さい子どもたちが店内で遊んでいるなか、
他のお客さんが子どもたちと遊んでくれていたり、他の席で高校生が話し合いをしていたりしていました。
時折、高校生のところへ子どもたちが駆け寄っていき、遊んでいることもありました。
また、全く違う職種や年齢の方がカフェで話をしているところを目にしたこともあります。
普段生活していると関わる機会がなかなかない世代同士が交流できているところを見ると、
「出会うきっかけを作ることができた」と嬉しくなります。

まだ牟岐町内でも周知されていないので、もっといろんな人に知ってもらえるように、SNSなどを使って告知を工夫していきたいです。
地域の人が気軽にくることができるような場所になるように、メニューをさらに進化させて、より楽しんでもらえるようにしていきたいと思っています。

Ui_cafe

毎週金・土 13:00~17:00 ※臨時休業あり
牟岐町中村字本村147-6(牟岐駅前)
☏0884-70-1762

【編集後記】
初めて取材をしに訪れたとき、「こんにちは」と迎えてくれる笑さんと、カフェの内装に居心地のよさを感じました。
また、「牟岐町に居心地のいい場所をつくりたい」と語る笑さんのような大学生がいること、その考えに賛同して
一緒にやろうと声をかけてくれるオーナーのさゆりさんのような存在が牟岐町内にいらっしゃることが、
町の未来にとって、とてもいいことだなぁと思いました。
私の地元には、地域の小学生が集まる場所があり、そこにいくことはごく当たり前でした。
そこには、地域の方が習い事をしていたり、学生が勉強をしていたり、プレイルームで小さな子どもが遊んでいたり、小学生がゲームをしていたりしていました。
当時は当たり前の光景でしたが、ああいう場所があることで誰かが寂しくなるようなことが少なくなっていたのかな、と今となっては思います。
Ui_café がもっともっと多世代に広がり、地域にとって「当たり前」の存在になっていくことを楽しみにしています。

河本 千晴(かわもと ちはる)
福岡県出身 25歳
2019年3月ひとつむぎでインターンとして牟岐町に1週間滞在。
その後、福岡県のフリースクールを運営しているNPO法人に就職。
就職後もひとつむぎとの関わりは継続しており、2020年の徳島市内で行われた、中高生対象の対話型プログラムのアドバイザーとして企画・運営に携わった。

モラスコむぎを利用してみて感じた魅力

牟岐町でテレワークをするために、モラスコむぎを利用させていただきました!

今回は、モラスコむぎのコワーキングスペースを利用してみて感じた魅力を紹介します。

1つ目は、自分の好みに合わせてルームの選択ができることです。

モラスコむぎには、コミュニティスペースとコワーキングルームの2つがあります。

とくに、コミュニティスペースは貸し切りでなければ無料で誰でも自由に出入りすることができ、2つのルームの間には扉もあるので、その日の雰囲気や自分の仕事内容を考慮して、選ぶことができます。

また、ルームは有料となりますが、個室を借りることもできるため、機密性の高い仕事やZOOM会議をするときなどにも対応できるようになっていました。

どちらのルームもwifi完備な上、充電ができるデスクもあります。

また、wifiの回線はスムーズで、海側で仕事をしていてもしっかり繋がっていたことはとても助かりました。

2つ目は、海がとっても近いことです!私の一番のお気に入りポイントです!!

コミュニティスペースから海側のテラス席へ通じる扉があり、天気がいい日には

外で仕事をすることもできます。

屋根もあるので、直射日光は避けられます!!(これは嬉しい!)

また、テラスから階段で海の方に降りていくことができ、休憩がてら、海やそばにある川を見にいくことで、心を癒すことができました。

牟岐町はどこの海も川もとても綺麗に透き通っていますが、特に海は、砂浜よりも石が多く浜辺にあるので、水が濁らずきれいな海を見ることができます。

九州で生まれ育ち、あんなにも綺麗に透き通る海をあまり目にしたことがなかったので、仕事の合間に見にいく海に、毎度感動していました。

また、海の音は室内にいても聞こえてきます。

海の音を聴きながら仕事をすると、音楽をかけなくても集中できるので不思議です。

最後に、モラスコむぎで仕事をするなかで、テレワークという働き方が急速に広まっている昨今、このような施設が牟岐町内にあることはとてもありがたいと思いました。

私は現在東京に住んでおり、牟岐町に帰る家はありませんが、牟岐町の自然や

今まで出会った人が好きで、定期的に来たい!と思っています。

今回の滞在のように、牟岐町を「仕事をする場所として選択できる」ことは、

テレワークをしている身としてはとても嬉しいことです。

今後とも、モラスコむぎを利用させていただきたいと思います。

モラスコむぎ

営業日:9:30~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
牟岐町灘字下浜辺198-1
☏0884-72-2520
HP:https://www.mollusco-mugi.jp

河本 千晴(かわもと ちはる)
福岡県出身 25歳
2019年3月ひとつむぎでインターンとして牟岐町に1週間滞在。
その後、福岡県のフリースクールを運営しているNPO法人に就職。
就職後から現在まで、ひとつむぎとの関わりは継続しており、2020年の徳島市内で行われた、
中高生対象の対話型プログラムのアドバイザーとして企画・運営に携わった。
2022年5月ワーケーション(余暇を楽しみつつ仕事をすること)のため、牟岐町に約2週間滞在。

早場米【ハナエチゼン】関西スーパーにて販売

7月28日(木)、早場米【ハナエチゼン】の収穫が始まりました。

収穫された【新米ハナエチゼン】は、牟岐町有志生産者が丹精込めて作っており

令和4年8月5日(金)より、一足早く関西スーパーにて販売を行います。

自然豊かな五剣山から吹き颪す涼しい風・清らかな谷水、お米の美味しさを作り出す昼夜温度差を

肌で感じながら育てた希少な地域限定です。

徳島県の認証「安 2GAP」海部の豊富な資源を活かした「かいふエコ農産物」のダブル認証を受け

消費者の皆さまに安全・安心をお届けします。

昨年より販売数量を増やして、販売致しますので、是非お買い求め下さい。

【販売元】
●㈱関西スーパーマーケット 64店舗 (すきとく市場売り場)2㎏袋のみ

【販売期間】
●令和4年8月5日(金)より

【販売者・お問合せ先】
●かいふ農業協同組合 牟岐事務所
TEL:0884-72-0331 FAX:0884-72-1170

【生産者】
●牟岐町ハナエチゼン栽培研究会 有志